これは友人がワクワクメールで知り合った20歳の女の子のお話です。なのでこちらの記事は友人Aに書いていただいた記事となっております。

私がワクワクメールで体験談したこと皆様にお届けしたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
友人Aのワクワクメールでの出会い体験談
ワクワクメールは出会い系サイトですが、日記やつぶやきなど、普通のSNSのような機能も備えています。
日常生活のことを日記に書いても良いし、ちょっとした思い付きをつぶやいても良い。
もちろんそんな機能は一切使わなくても問題なし。
ワクワクメールというサイトはけっこう自由に自己表現できる場だったりします。
私はワクワクメールで他の人と交流するために、日記やつぶやきをよく使っていました。
長く使っていると、私の日記や私自身に興味を持ってくれた人が増えてフォローしてくれるんですよね。
彼女も私のフォロワーの一人でした。
彼女のことを私は何も知らなかった
ある日、彼女は私をフォローしてくれて、それがきっかけでサイト内で短いやり取りをしたことがありました。
ほんとうにたわいもない話で、日記に書いたテーマについて話をしただけ。
お互いのことは何も話さなかったので、私は彼女について何も知りませんでした。
何歳なのか、どこに住んでいるのか、学生なのか社会人なのか、彼氏はいるのか。
彼女の個人的なことは何も分かりません。
もちろん会ったこともありません。
ただの日記主とフォロワーという関係でした。
突然、彼女から食事に誘われた
薄いつながりしかない彼女から食事に誘われたのは突然でした。
何の前触れもなく届いたサイメにはこう書かれていました。

「申し訳ないのですが、私と一緒にごはんを食べに行ってくれませんか?お金が無いのでお支払いできませんが・・・」
私の頭はハテナでいっぱい。
「???」
あきらかにおかしいですよね。このメール。
他人をごはんに誘う時に「申し訳ないのですが」なんて普通の人は言いません。
「良かったら」とか「ご都合の良い日はありますか?」という言い方をするのが普通です。
しかも彼女は私に奢らせる気らしい。
これも言い方が気になります。
「お支払いできません」とは言わないですよね。
「ご馳走してください」とか「連れて行ってください」なら分かりますが、「お支払いできません」には絶対に払わないという強い意思を感じます。
何かの詐欺か、援助交際をしている子なのか、どっちかだと思いました。
裏があるに決まっている。
ここは出会い系サイトだし、そういう輩もいなくはない。
そう思いました。
一方で、好奇心もありました。
返信したら、どんな言葉を返してくるんだろう?
どんな展開が待っているんだろう?
好奇心に突き動かされて私は返信しました。

「どうしたんですか?何かあったんですか?」
すると彼女はこう返してきました。

「お金がなくなって、ごはんを食べれなくなりました。2日間水しか飲んでいません。ごはん代は後日必ずお返ししますので。ダメでしょうか?」
どうやらトラブルに遭ってお金がなくなり、腹が減ったから食わせて欲しいということのようでした。
でもなんで俺?
他に頼める人がいるだろう?
まだまだ怪しさは残っていますが、
私は彼女の言うことを何となく信頼してみようと思いました。
私はなぜそうなったのか聞いてみたくなったんです。
怖いもの見たさのような気持ちもあったかもしれません。
もしヤバいことになったら、倍返ししてやればいいし。
私には弁護士の友人も警察の友人もいるので、そういった類のトラブルには確実に対応できます(笑)

「大変なことになっているみたいですね。分かりました。どこで待ち合わせますか?」
彼女が希望した待ち合わせ場所は、私の住んでいる家のすぐ近く、500mほど離れたコンビニでした。
偶然にしてはちょっとおかしい。
なぜ私の住んでいるところのすぐ近くを指定できたんだろう?
ますます警戒心を強めつつも、私はなんだかわくわくしていました。
待っていたのは普通の女の子だった
待ち合わせ場所に着くと彼女はすでに待っていました。
見た感じ、20歳前後。
セミロングの黒髪、化粧っ気はなく、まつ毛が長くて二重まぶたが綺麗な女の子でした。
ミニスカから出たふとももを見ると、細くもなく、太くもなく。
胸も大きくもなく、小さくもなく。
絵に描いたような、普通の女の子。

「あ、どうも。すいません。」
彼女は私だと分かると、小さな声であいさつをしてくれました。
コンビニの前での立ち話はすぐに終わらせて、2人で近くの焼肉屋に行きました。
ここは韓国人の老夫婦が個人経営しているお店で、常連の私とは顔なじみ。
人間的にとても優しい方たちなので、何かあれば必ず私の味方になってくれるという計算もありました。
彼女は焼肉屋でこれまでの人生を語った

「わー。このお店ですか?来てみたかったんです!」
彼女は喜んでいました。

「来てみたかったって?なんでこのお店を知ってるの?」

「私のマンション、ここから歩いて10分なんです」

「え!?ご近所さんなんだ!?」

「はい(笑)」
こうして、彼女との焼肉会が始まりました。


「ひょっとして俺んちがここから近いことも知ってるの?」

「知らないですけど、つぶやきに載せてた写真を見て、もしかして私の家の近くかも…と思ってました」
私がワクワクメールのつぶやきに添付した川辺に咲いた桜の写真を見て、彼女はピンときたそうです。

「私もあの川沿いの桜並木が好きでよく散歩してたから、すぐに分かりました」

「なるほど・・・。写真で特定されてたんだ(笑)」
焼肉なので、料理が運ばれてくるのが早い。
深い話は置いておいて、まずは食べることにしました。
彼女はバクバクと焼肉を食べながら、私がお肉を焼き網に乗せる度に、なんども「すいません」と言っていました。
一通り食べ終わる頃を見計らって、私はさまざまな疑問について尋ねてみました。

「お金が無いって言ってたけど、どうしたの?」

「実は…」
彼女は私を食事に誘うまでの経緯をひとつひとつ語りました。
親と引き離されて施設で育ったこと。
18歳で施設を出た後は、就職してこの街に住み、働き始めたこと。
大勢の子たちと一緒に住んでいた生活から、知り合いのいない街で一人暮らしになって寂しかったこと。
ワクワクメールはその寂しさをまぎらわすために始めたこと。
彼女が就職したことを知った元の家族に「お金を貸してほしい」と言われ、できる限り貸したので貯金がまったくないこと。
そんな矢先に財布をなくして全財産がなくなったこと。
会社の人に給料日までの生活費を借りようとも思ったが、施設育ちの人間がお金を借りると社内で悪い噂がたつのが怖くて言い出せなかったこと。
私が近くに住んでいて、良い人そうに思えたので、心細さと空腹に耐えきれずついメールしてしまったこと。
ポツリポツリとこれまでの人生について彼女は話してくれました。
まったく想像してなかった話ばかりだったので、私は唖然。
出来過ぎた話にも思えたけど、
彼女は時折目を涙で潤ませながら話していたし、住んでいる人にしか分からないこの街の話(面白い店員がいるコンビニの話や激安スーパーの話など)もしていたので、
どうやら全部本当のことのようでした。
施設育ちの子は何かと差別を受けるので、会社の人にお金を借りられない気持ちも分かるし、
元の家族に対する期待で、お金を貸してしまった気持ちも分かりました。

「でもさ、なんで俺だったの?施設の知り合いとかはでしょ?」

「すいません。施設の先輩もいるんですけど、心配させたくないと思っちゃって…」

「俺がヤバい奴だったらどうすんのよ?家も近いんでしょ?」

「日記とか読んで、そういう人じゃないってわかってました。悪い人なら絶対に言わないことを書いてたので。」
私を選んだのは彼女なりに確信があってのことのようでした。
いや、下心は私にもあるんですけど(笑)
給料日までの生活費がないということだったので、とりあえず3万円をその場で貸しました。
ずっと小さな声で話していた彼女が、急に声を張って「ありがとうございます!ありがとうございます!」と2度言ったので、お店の老夫婦がこちらをチラチラと見てきました。
食事をした後は、彼女をマンションまで送って解散。
低能エロ男の私でも、彼女の壮絶な体験談を聞いた後では、部屋に上がり込もうなんて気は起きませんでした。
後日、彼女からは丁寧なお礼の手紙と貸したお金をいただきました。
今ではときどき食事に行く仲になりました。
歳の差もあるし、私からすると何となく妹感覚。友達ですね。
私の飲み相手をしてもらいつつ、彼女の恋バナとかいろいろな悩みを聞いている感じです。
以上、ちょっと変わった出会いのお話でした。





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